Rail babbler(クイナチメドリ)
思い出
スマホのトップを飾る画像に使用している写真の鳥の名前です。
私の中でも、最も記憶に残る鳥の1つです。和名は直訳のようです。チメドリの名前がついてるけど、チメドリでも、クイナでもない1属1種の鳥です。
11年前、タイのカヤックのツアー会社が副業でバードウォッチングのツアーをやっていて問い合わせをしたところ、Ms.Gamesを紹介してくれました。先日の探鳥記で紹介したKaeng Krachan近くのBaan Maka Logeのマネージャーで、当時プーケットを拠点としたガイドをやってました。
ガイド付きの初の東南アジアのバードウォッチングということで、右も左も分からずにいきました。なので、何処にいくのかはお任せ状態でした。
Krung Ching Waterfall(クランチン・ウォーターフォール)
2日目だったか、ドライバーのIann(今、Gamesの主人、退職したイギリス人)が凄く興奮して、明日はRail babblerが久しぶりに見れると思うよ!Krung Ching Waterfallを長く留守にしてたし、南タイではクロハラシマヤイロチョウ Gurney's Pitta の次に見たい鳥なんだからというのです。
余談ですが、私はクロハラシマヤイロチョウ Gurney's Pittaは未見なのです。翌年、行ったのですが、見られず、そのまま、タイでは絶滅し、ミャンマーで見られるかなと思っていた矢先クーデターが起こり現在幻の鳥になってしまいました。
そんなことで、翌日その公園でブラインドを張って、撮影。ブラインドでドキドキしながら待つこと20-30分。本当はもっと短かったのかも。凄く緊張して待った記憶。だんだん声が近くに、そしてその時 キタ――(゚∀゚)――!! はみ出してしまう!!
そんなことで持ち帰った写真を知り合いに、一枚渡したら。これ日本人では極めて稀じゃないのと。日本初?・記録ないのでわからんけど。
Malaysia
それから、5年、知り合いは、パンティ・フォレストでこの鳥を一瞬みたようだけど、ほぼ幻の鳥状態となっていた。
何故難しい鳥なのか。地面を走る鳥でジャングルに住み、足の速さが想像以上で見れても直ぐに草むらに隠れてしまう。生息環境はヤイロチョウのような場所で東南アジアでも過去餌付けに成功した例は殆どない。
それが、マレーシアで餌付けに成功との報が入り。知り合いの第1陣が突入するも討ち死に。その時はいなくなった。既に我々グループも予約したので焦ったが、行く数日前にまた、戻ったの報が。
2016/6 に再度撮影に成功。もっと良い写真をということで、撮影できた翌朝もう一度行くと、噂が広まりブラインドを張るスペースがなかった。仕方ないので、ガイドの知合いのシンガポールから車で駆けつけたというカップルのブラインドに入れてもらった。いや~熱い撮影だった。
この時は囀りも聴かせてくれた(余裕あったのでビデオ撮影もした)
そんな、私にとって縁のある鳥なのです。
因みに、バードガイドの田仲謙介氏が、2016年に未見の鳥と言っておられ、2018年の某社のツアー募集で昨年みれた貴重な鳥に期待と記述されたツアー募集のWebサイトが出てくる。
なので、今でも、日本人では本当に少数しか撮影できていない鳥なのではないかと思われる。
Garnet Pitta(ムラサキヤイロチョウ)
この鳥、初日にクイナチメドリを撮影できて帰ろうと思ったら、出てきた。何故でてきたのか?実はこのヤイロチョウの声が、クイナチメドリとそっくりなんです。ただ、両方一緒には出ないので、凄くラッキーでした。