鳥ウキウキ

過去のものを含めた探鳥の記録と鳥の紹介です。

スマトラの珍鳥をリベンジに

Schneider's Pitta (キタスマトラヤイロチョウ)

日程

下記日程でSumatra島Kerinci山に行ってきました。5月末~6月初旬に行ったブルネイ-ボルネオ探鳥記も書かないと忘れそう💦
6/29-7/6にスマトラ島、Kerinci National park に行ってきました。
6/29 羽田⇒ジャカルタ(10:20発16:00着)
6/30 ジャカルタ⇒パダン:Padang(09:25発 11:15 着)
パダン⇒ケリンチ:Kerinci(Kersik Tuo)宿 到着 午後7:00 昼食、休憩含め7時間以上のドライブでした。

2日目

道路の距離は直線距離と思われます。
7/1 早朝からKerinciのハイドで撮影(宿の標高1650m?ハイド1850mで車を降り1時間くらいの山登り)
7/2 早朝 Tapan Roadへ(宿はSungai Penuh スンゲイペヌー)
7/3 Kerinciの別ハイキングロード、Ground Cuckoo探し
7/4 早朝Kerinci のハイドに戻り、1日目に撮影出来なかった鳥を探す
7/5 午前4時発 パダン(Padan)へ空港に10時45着、パダン⇒ジャカルタ(12:00 発13:55 着)
   ジャカルタ⇒羽田(21:25発06:50着;7/6日着)
   

今回のターゲット

 2014/9に、2種類のヤイロチョウを探しにこの地を訪れたのですが、Graceful Pitta(スマトラヤイロチョウ)は、発見できたのですがSchneider's Pitta (キタスマトラヤイロチョウ)は全く歯が立たず声も聴くことができませんでした。
 その時に同行させて頂いた知り合いはその後、その鳥を求め3度スマトラを訪問するも撃沈。今回ガイドをお願いしたDwiが4年かけてやっとハイド撮影ができるようにしてくれたので、やっと撮影できたという話を聞き2019年末に予約したんですが、コロナで延期となっていたものです。
 2019年予約金は1/3払っていたんですが、その時は3名、今回2人となってしまいましたが、2と3人では50ドルしか変わりませんでしたし、2019年に提示された金額と変更はありませんでした。

Kerinci まで

 日程の通り、現地のKerinci に着くまで2日掛っている。羽田⇒ジャカルタ 4時到着、バゲージを受け取り、SIM購入、少額現地通貨両替などの手続きをして、第3ターミナルから第2ターミナル移動で、ジャカルタエアポートホテルにcheck in.

ホテルからジャカルタ空港を

金額の割に狭いし、設備もないホテルですが、第2ターミナルの上にホテルがあるのでとても便利。
 翌日の便でジャカルタへ。前日にパダンまで行くのもあるかと思うけど、早く着いても探鳥できる時間はないし、ガルーダは他に便がないし。今、Lionや他の航空便を選ぶのも何かな?

 2014年に来た時も、パダン-Kerinci のドライブは時間が掛かったけど、6時間くらいかと記憶してたけど7時間も掛った。山を越えて、カーブが多い山間部や悪路が多いし一応片側1車線の対面通行だけど、道幅が狭く遅い車を何度を追い越すのだが、その毎に冷や汗💦。さらに、貧富の格差が広がったのか?道路に何か置いて道幅を狭くしてスピードを落とさせ、そこでバケツ等を持って金をねだる人が多数(さすがに前に来た時はそんなことなかったんだけど)。
 >

途中で昼食した場所から(まだPadangから1時間半)

 1週間の旅程ですが4日間の探鳥なのでそれほどの種類の鳥を撮影はしていないので、Kerinci 編とTapan Road編の2編に分けての紹介となります。

宿について
宿泊したホームステイ

この宿、この地のバードガイドのpioneerであるSubandi が営むホームステイ、前回来た時はなかった。しかも、ホットシャワーがなく湯を沸かしてもらい柄杓で水と混ぜてシャワー替わりにした。それに比べれば良くなったが、道路に面していたので夜遅くまで煩かったのが難点だったな。

Kerinci のハイドでの撮影

ターゲットバード;Schneider's Pitta (キタスマトラヤイロチョウ)

Schneider's Pitta (キタスマトラヤイロチョウ)

 既述のようにハイドの標高は1850mで途中まで車でいけるがそこから、結構な登りとなる。
トレッキングルートは、Kerinci 山(約3,800m)への登山ルートであるので、クライマーやハイカーが結構多かった。これでは、トレッキングルートでのバードウォッチングは難しいでしょうね。前回以上に多くなったように感じます。
 ハイドは、トレッキングルートから外れた場所にあった。けど、山の斜面で日当たりが極めて悪い。日当たりが良い場所には、ターゲットの鳥がいないのでしょうね。
 なので暗さは仕方ないですが、SS1/20でセットしても、ISOは6400-12800。最後の方は1/5でタイマー撮影もやってみました。この鳥じっと動かない時間が長いのです。
以下ターゲットであったSchneider's Pitta (キタスマトラヤイロチョウ)以外のハイドで撮影した鳥達を紹介します。

上から順にSumatra Peacock Pheasant ♂♀、Shiny Whistling-Thrush,Snowy-browed Flycatcher,Lesser Shortwing ,Large Niltava
Sumatra Peacock Pheasant(アオオビコクジャク)も難易度高い鳥なんです。
写真紹介はなしですが、Eyebrowed Wren-Babbler,Grey-throated Babbler,White-throated Fantail,Sunda Warblerも撮影(写真は良くないけど)

ハイド以外で撮影した鳥を

 1日目に、ガイドが探したけど見つからなくって、4日目のリトライで見つけてくれたガマグチヨタカとオオコノハズクを。

Sumatran Frogmouth(スマトラガマグチヨタカ)
Rajah scops owl (ラジャーオオコノハズク

 最後に、ハイド近くにやって来たSumatoran Trogon(スマトラキヌバネドリ)

Kerinci の風景も
Kerinciは、世界自然遺産にもなっています。

Kerinci山