鳥ウキウキ

過去のものを含めた探鳥の記録と鳥の紹介です。

Kaeng Krachan N.P&Laem Pak Bia 探鳥記NO1

Baan Maka Lodge

タイ、Kaeng Krachan N.P&Laem Pak Bia 探鳥記

コロナ感染症の規制も徐々に緩くなって、これなら海外へいけるかなと考えて、お気軽に低コストでいける旅先としてここを選びました。

このBaan Maka Lodgeは以前にお世話になったタイのガイドがマネージャーをやっていて、上記のリンクのWeb サイトで詳細を見ることができるのですが、バンコクからの移動(往復)、宿泊、鳥のガイドを含むアクティビティーなど全てをアレンジしてくれるので見たい鳥の特別なリクエストがないならリーズナブルなプライスで予約できます。

ということで、11月中旬に予約したんですが、12-3月(特に1-3初旬)はシーズンなので結構空きのない日がありました。しかし運よく、丁度都合の良い連続4日の宿泊を予約することができました。タイのこのシーズンはやはり、早く予約する方が良いですね。コロナもあって大丈夫かと少し甘くみてました。

その日程の中で、1日はガイド付きで塩田に、1日は常設ハイドに、あと2日はガイド付きでKaeng Kracnan N.Pでの探鳥のアクテビティをお願いしました。

アクティビティーの日程は任せるから宜しくとメールでお願いし、最終の日程がメールで送られてきました。

日 程

 この宿のマネージャーが元(今も)鳥ガイドで旦那はイギリス人のIann(元ドライバーでバーダー)。アレンジはIannがやってくれました(マネージャーはMs.Games,英語は堪能です)。

 Facebookで見ていたら、Blue Pitta(ルリヤイロチョウ)がでているハイドがあったのでハイドは3-4箇所あるけど、ルリヤイロチョウが見られそうなハイドの予約をお願いしました。(以下緑の文はIannからのメールのコピーを基に、適宜日本語で補足しています)

Here is your full itinerary.

15日:700成田→2210 Bangkok Zip51便:宿Amaranth Suvarnabhumi Hotel

16th Feb - Booked transfer for 2 people at 9am from Amaranth Suvarnabhumi  Hotel,Bangkokバンコク→ロッジ)、午後からロッジの庭で鳥見

17th Feb - Booked Games for all day at LPB(塩田でヘラシギ探し)
18th Feb – Booked Dab Toon hide for all day .for 2 people

(近隣農家経営の常設ハイドで撮影、Dab Toon hide

 Booked night walk for 2 people(ナイトウォッチング)
19th Feb - Booked Son guide for all day in the park

ケーンクラチャン国立公園、ガイド付きの1日鳥見)
20th Feb - Booked Son guide for all day in the park

 (ケーンクラチャン国立公園、ガイド付きの1日鳥見)
 Booked transfer for 17:00 back to air port

 (ロッジ→スワンナプーム空港)

21日 深夜100の深夜便で福岡経由で羽田に到着

 エアーは、復路マイル利用です。

1日目(2月16日)

  お昼に宿に着くように手配してもらい、予定どおりに宿についた。バンコクからロッジまでのドライブの途中で、ハッカチョウやスキハシコウが見られたが単なるドライバーなのでノンストップ(鳥見なしに)で宿に到着した。到着すると食堂前にバナナフィーダーが設置されており、2種類のリスとヒヨドリ達が来ているのが見えた。

  食堂で差配していたのは、Gamesであったがその時はわからなかった。食事が終わるとチェックインできるというので、荷物を置いて、宿のトレッキングルートなどを散策した。この日のハイライトは、White-Rumped Shama(アカハラシキチョウ)、Indochinese Roller (インドシナブッポウソウ)Blue Whistling Thrushオオルリチョウ)、・・・普通種だけど、なんか南国に来たという実感が湧いてくる。

アカハラシキチョウ・オオルリチョウ・ハチクマ・インドシナブッポウソウ

他には、Chinese Pond-Heron、 アカガシラサギ、Bronze-winged Jacana アジアレンカク、Ruddy-breasted Crake ヒクイナ、Spotted Dove カノコバト、Zebra Dove チョウショウバト、House Swift(ヒメアマツバメAsian Brown Flycatcher コサメビタキTaiga Flycatcher オジロビタキ、Stripe-throated Bulbul キビタイヒヨドリBlack-Crested Bulbul クロボウシヒヨドリStreak-eared Bulbul  ミミスジヒヨドリYellow-vented Bulbul メグロヒヨドリGreater Racket-tailed Drongo  カザリオウチュウ、Greater Necklaced Laughingthrush クビワガビチョウ、Lesser Necklaced Laughingthrush  ヒメクビワガビチョウ、Great Myna オオハッカ、Richard's Pipit マミジロタヒバリ

 

 アカハラシキチョウの素晴らしい良い鳴き声や、コエル、コエルというAsian Koel(オニカッコウ)の声が響いて、あ~東南アジアにいるなって思いにさせてくれた(オニカッコウは潜行性が高い鳥なんで最後まで姿をみることが出来なかったが)。

 宿のレストランは、タイの田舎料理?・・・・欧米人相手なので少し値段は高めかもしれないが、まあ良かった。1品100~200バーツ、ライス20バーツくらい。

 レストランは広く、ディナー後もユックリ過ごせる。部屋にもWifiあるけど凄く遅いのでここで過ごし、部屋に帰ったらシャワー、写真のチェック、明日の準備、寝るの繰り返し。朝食は、トースト、ドリンク(コーヒー・ジュース)、ヨーグルトは無料。

2日目(2月17日)

 朝食後、6時にLaem Pak Bia に向けて出発。当然、メインターゲットはSpoon-billed Sandpiper(ヘラシギ)。ガイドのGamesには、Collared Kingfisher(ナンヨウショウビン)、White-throated Kingfisher(アオショウビン)、Black-capped Kingfisher(ヤマショウビン)をリクエストしたので、まず、カワセミ系をチェックしながら塩田に。

ナンヨウショウビン
塩田(Laem Pak Bia)にて

 途中でアオショウビンを撮影し、塩田近くではナンヨウショウビンも撮影できた。塩田では、多くのシギチとともにPainted Stork(アジアトキコウ)、アジサシ5種(ハシブトアジサシ、オニアジサシ、クロハラアジサシ、ハジロクロハラアジサシ、コアジサシ)、日本人バーダーなら必見のBrown-headed Gull(チャガシラカモメ),陸地でRuddy Dove(ベニバト)などを撮影した。

チャガシラカモメ、ハシブトアジサシ、アジサシなど

チャガシラカモメ

ベニバト

Painted Stork(アジアトキコウ)

 課題のヘラシギは東側では見つけられず、途中でトイレ、ドリンク休憩後、西半分へ向かうと外人4人グループが居たよと言ってきた。塩田深くに入っていくと、Nordman’Greenshank(カラフトアオアシシギ)が5羽並んでいるという? チョット、遠かったし、本当かと何ども確認する、全部、カラフトだと。前回ここに来た時、ガイドが間違えたのでトラウマもあるし、こんな珍鳥が5羽一緒なんて信じられなかった。取り敢えず、撮影して持ち帰って、検証、100%の確信はないがカラフトアオアシシギでよさそうであった。・・・世界であと1,000羽超といわれているカラフトアオアシシギが5羽。もっと、確りと撮影したかった。

カラフトアオアシシギ

 最後に残ったSpoon-billed Sandpiper(ヘラシギ)は更に先に、トウネンと一緒の群れの中にいた。遠いので、近寄るが、飛ばれる。群れが戻るまでまって再挑戦。また、飛ばれる。同行者は、なんとか1枚ゲットしたようだけど、私は駄目。もう昼食時を過ぎていたので昼食に。

 昼食の食堂、エビとか蟹料理が美味かった。食堂横の池にはアカガシラサギがいた。

 ガイドは、もう一度トライする?と聞いてきたので、ワンチャンス行くことにした。行くと既にヘラシギが戻っていたので、脅かさないないようにユックリ近づく。最後は、ヘラシギだけ別行動をして水浴びしていたり、ガイドが実況中継してくれたので何とか良い写真を撮影することが出来た。こんな、撮影、個人手配のガイドでないと、ここまで付き合ってくれないですよね。Gamesに感謝。

Spoon-billed Sandpiper(ヘラシギ)

 暑いので、蜃気楼で良い写真が難しいが、当日曇りで、水浴びはダメであったが陸に上がった時、何とか解像した写真を撮影できた。

 保護区にはなっているけどここは私有地。塩田の太い畝だけを通り、迷惑を掛けないようにしないと。ここがいつまでも、良い環境であることを願うばかりです。

他には、Common Greenshank アオアシシギSpotted Dove カノコバト、Common Redshank  アカアシシギ、Common Sandpiper イソシギGreat Myna オオハッカ、Indian Cormorant インドヒメウ、Little Tern コアジサシSandering ミユビシギLesser Sandpiover メダイチドリBroad-Billed Sandpiper キリアイ、Spotted Redshank ツルシギ、Black-winged Stilt セイタカシギMarsh Sandpiper コアオアシシギ、little Cormorant アジアコビトウ、Black-bellied Plover ダイゼンGreater Sand-Plover オオメダイチドリGreat Knot オバシギCaspian Tern オニアジサシ、White-winged Tern ハジロクロハラアジサシ、Whiskered Tern クロハラアジサシ、Barn Swallow ツバメRed-necked Stint トウネンChinese Pond-Heron アカガシラサギ

ライスフィールド

 やっと撮影できて塩田から車に戻ってくると、午後3時。もう遅いでしょうと思ったけど、Gamesは途中の水田地帯で1時間強のガイドをしてくれた。ハチクイ2種、大陸型チュウヒBronze-winged Jacana(アジアレンカク)、ムラサキサギなどの良いシーンを撮影、最後に、水路沿いを行くとヤマショウビンが飛んできた。Shyな鳥なんで、車をバックしながら見つけるも直ぐに飛ばれてしまったが、私は何とか1シーンゲットできた。同行者は枝被りで撮影できなかったようで申し訳なかった。

アジアレンカク、大陸型チュウヒ、ヤマショウビン

 宿に戻ると5時半を過ぎていた、ガイドは長い1日だったね!って・・Thank You

他には、Blue-tailed Bee-eater ハリオハチクイ、Ashy Woodswallow ハイイロモリツバメ、Red-wattled Lapwing インドトサカゲリ、Purple Heron ムラサキサギAmur Stonechat ノビタキBlack Drongo オウチュウ、White-breasted Waterhen シロハラクイナSiamese pied Starling ホオジロムクドリの亜種House Sparrow イエスズメOriental Magpie-Robin シキチョウ、Asian Green Bee-eater ミドリハチクイ

NO2に続く 

NO3に続く